風の歌を聴け

モーツァルト

「正面の壁からはモーツァルトの肖像画が臆病な猫みたいにうらめし気に僕をにらんでいた。」p28 　動画は交響曲25番ト短調より第1楽章

ジョニー・アリディ

「…何故ジューク・ボックスにジョニー・アリディのレコードが無いのか、と僕に訊ねた。」　p46

動画：ク・ジュ・テーム

「『じゃあフランス人の歌手では誰が人気がある？』『アダモ』『ありゃベルギー人だ。』」 p46

動画：雪が降る(Tombe la neige)

ミッシェル・ポルナレフ

「『ミッシェル・ポルナレフ。』『糞だ。』水平はそう言うとテーブルに戻った。」　p46

動画：愛の願い(Love me, please love me)

ミッキー・マウス・クラブの歌

「それは『ミッキー・マウス・クラブの歌』だった。… 『みんなの楽しい合言葉、MIC・KEY・MOUSE。』」p49

レイニー・ナイト・イン・ジョージア:ブルック・ベントン

「本当に良い曲だ。暑さなんて忘れちまう。ブルック・ベントン、『レイニー・ナイト・イン・ジョージア』。」p51

「ブルック・ベルトン、『雨のジョージア』、少しは涼しくなったかい？」p53

フール・ストップ・ザ・レイン：クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル

「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル、『フール・ストップ・ザ・レイン』、乗ってくれよ、ベイビー。」p53

カリフォルニア・ガールズ：ビーチ・ボーイズ

「リクエスト曲はビーチボーイズの<カリフォルニア・ガールズ>、なつかしい曲だね。」p57など多数

ベートーヴェン　ピアノ協奏曲第3番：グレン・グールド(ピアノ)　レナード・バーンスタイン(指揮)

「『それからベートーベンのピアノ・コンチェルトの3番。』…… 『グレン・グールド』」　p62

「ベートーヴェン、ピアノ協奏曲第3番、グレン･グールド、レナード・バーンステイン。ム……聴いたことないね。あんたは？」p66

ベートーヴェン　ピアノ協奏曲第3番：バックハウス

「『グレン・グールドとバックハウス、どちらがいいの？』」　p62

動画：作品37　バックハウス(ピアノ)　カール・ベーム(指揮)

ア・ギャル・イン・キャリコ：マイルス・デイビス

「『<ギャル・イン・キャリコ>の入ったマイルス・デイビス。』

　今度は少し余分に時間がかかったが、彼女はやはりレコード抱えて戻ってきた。」p63

ハーパーズ・ビザール

「彼女は面倒臭そうに伝票を脇にやり、プレイヤーにハーパース・ビザールの新譜をのせて針を下ろした。」　p64

動画：Anything Goes

ナッシュビル・スカイライン(アルバム)：ボブ・ディラン

「彼女が溜息をついて、煙草に火を点けるのが受話器の向こうから聞こえた。その後ろからはボブ・ディランの『ナッシュビル・スカイラン』が聞える。」p70

動画：レイ・レディ・レイ (ナッシュビル・スカイラインに収録)

「僕たちは食後のコーヒーを飲み、狭い台所に並んで食器を洗ってからテーブルに戻ると煙草に火を点けてM・J・Qのレコードを聴いた。」　p89

動画：Django

マービン・ゲイ

「彼女は笑って、レコードをマービン・ゲイに替えた。」　p90

動画：What's going on

リターン・トゥ・センダー：エルヴィス・プレスリー

「僕たちはエルヴィス・プレスリーの主演映画を観た。主題歌はこんな唄だった。

　『僕は彼女と喧嘩をした。・・・・・・』p92

p95

エブリデイ・ピープル：スライ＆ザ・ファミリー・ストーン

ウッドストック：クロスビー・スティルス・ナッシュ＆ヤング

スピリット・イン・ザ・スカイ：ノーマン・グリーンバウム

ヘイ・ゼア・ロンリー・ガール：エディ・ホウルマン

ドント・シンク・トゥワイス・イッツ・オーライ（くよくよするなよ）：ピーター・ポール＆マリー

「…ピーター・ポール＆マリーが唄っている。『もう何も考えるな。終わったことじゃないか。』」　p110

イタリア民謡：マントバーニ

「…マントバーニのイタリア民謡の流れるホテルの小さなバーに入り、冷たいビールを飲んだ。」　p116 　　動画：マントバーニ・オーケストラ「帰れソレントへ」

グッド・ラック・チャーム：エルヴィス・プレスリー

「エルヴィス・プレスリーの『グッド・ラック・チャーム』。この曲が終わったら1時間50分、またいつもみたいな犬の漫才師に戻る。」